NZ貿易相、TPPに為替操作規制求める米議会をけん制

ニュージーランドのグローサー貿易相は19日、
環太平洋連携協定(TPP)に為替操作規制の
導入を求めている米議会をけん制し、そうした
規制は米国にも影響を及ぼすことになると指摘した。

米議会では超党派議員団が、為替操作に
対する制裁条項をTPPに盛り込むよう求めている。

同相はこれに関して「議員らは一方通行ではないことを
受け入れなければならない。米国に対しても適用される
可能性が常にある」とし、ドルは必ずしも現在のような
強さを維持するわけではないだろうと指摘した。

同相は、20カ国・地域(G20)の合意にあるような、
競争的な通貨切り下げを回避するという一般的な文言に
反対するつもりはないとする一方、法的強制力のある
規則は効果よりもむしろ害があるとの見解を示した。