ギリシャ支援、24日ユーロ圏会合で合意する見込み薄い=独財務相

ショイブレ独財務相は15日、欧州連合EU)などの
ギリシャ金融支援について、24日にラトビアのリガで
開かれるユーロ圏財務相会合で、支援条件である
経済改革について合意する見込みは薄いと述べた。

ギリシャ政府と国際債権団は、24日のユーロ圏財務相会合で
少なくとも枠組み合意に達することが必要、という点では
一致している。

ただ、ギリシャはまだ、債権団に
受け入れ可能な改革案を示していない。

ショイブレ独財務相はニューヨークで、外交問題評議会
(CFR)で講演し、24日の会合で合意できるとは誰も
考えていない、と断言。

向こう数週間以内に合意が成立する可能性も低い、
との見方を示した。

財務相は「どうしたら合意に達することができるのか、
手掛かりすらない」と述べたほか、ギリシャが2011年
以降実現してきた景気の前向きな動きを、新政権はすべて
「破壊した」、として強く批判した。

その上で、市場はすでに、ギリシャ債務危機
起こり得る結果をすべて「織り込んでいる」と指摘した。

さらに、ほかのユーロ圏諸国に影響が波及することは
ないとも述べ、ギリシャがデフォルト(債務不履行)に
なってもユーロ圏は対処できると考えていることを
にじませた。