NZ中銀が政策金利据え置き、「需要弱まれば利下げ適切に」

ニュージーランド準備銀行(RBNZ、中央銀行)は30日、
政策金利を3.50%に据え置いた。

現時点で利上げは検討していないとし、需要が弱まれば
利下げが正当化される可能性があると指摘した。

NZ中銀は昨年9月以降、政策金利を据え置いている。

NZ中銀は声明の中で「景気刺激的な金融政策を
維持する方針だ。現時点では、政策金利の引き上げは
検討していない」と説明した。

その上で「需要が弱まり、賃金や物価がインフレ目標
下回る水準になる場合は、政策金利の引き下げが
適切になる」との認識を示した。

また、高いNZドル相場は正当化できず、
持続不可能と指摘した。

NZ中銀はこれまで数カ月間、据え置きを
意味する中立的な政策スタンスをとってきた。

今回の声明は利下げにつながる要因に具体的に触れており、
中立スタンスが変化しつつあることがうかがえる。