ギリシャ債権団内部で、支援の5カ月延長案が浮上した件で、
ギリシャ政府当局者は26日、受け入れられないと語った。
提案を受け入れれば景気後退が進み、
再び支援協議に直面するためという。
当局者は「5カ月間支援を行う条件として、債権団が
ギリシャ政府に対し、かなりの景気後退を引き起こす
措置を立法化するよう提案しているが、不適切だ」と指摘。
「新たな支援内容に署名できるような、国民が委任した
政策執行権も、道徳的権利も政府に無い」と述べた。
欧州中央銀行(ECB)保有のギリシャ国債について、
欧州安定メカニズム(ESM)を介して償還させるという、
ギリシャ側の提案は拒否されたという。