欧州中央銀行(ECB)のクーレ専務理事は29日、
ギリシャがユーロ圏を離脱する可能性はいまや
存在するとの考えを示した。
ただECBはギリシャの離脱は望んでいないと述べた。
仏経済紙レゼコーに対し述べた。
専務理事は、7月5日の国民投票で債権団の
改革受け入れが支持されれば、ユーロ圏当局者は
間違いなくギリシャとの約束を守るための策を
みつけると語った。
一方で、反対票が賛成票を上回れば、政治的な対話の
再開は非常に難しくなるとの考えを示した。
ギリシャの国民投票決定に対して市場の反応は
比較的穏やかだが、ECBは状況を注視しており、
必要であれば新たな措置も含めて対応すると語った。