ギリシャ財務相が離脱否定、26日付のユーログループ向け書簡で

ギリシャのバルファキス財務相が、ユーロ圏財務相会合
(ユーログループ)のデイセルブルム議長宛ての
26日付書簡で、ギリシャ向け支援の1カ月延長を求め、
欧州連合EU)条約はユーロ圏からの離脱を定めていない
と指摘していたことが分かった。

ロイターが把握した書簡の内容によると、7月5日の
国民投票を考慮すると6月30日以降の支援延長が
必要とし、「ギリシャ政府は投票結果を完全に尊重し、
これをギリシャはユーロ圏に不可欠なことを確認する
機会としたい」と述べていた。

その上で「EU条約は、通貨同盟からの離脱を
定めた条項がなく、国民投票により直接あるいは
間接的にギリシャの加盟に問題が生じることはない」
としている。