ギリシャ債権団が現地入り見合わせ、安全確保に不安

ギリシャ第3次支援をめぐる、同国と
債権団の交渉が出だしからつまずいている。

欧州委員会欧州中央銀行(ECB)、国際通貨基金
IMF)の代表団は24日、ギリシャ入りして交渉を
本格化させる予定だったが、適切な交渉場所が
見つかるまで着手できないとの考えを示した。

ギリシャ議会は、交渉開始の条件となる
財政改革法案の第2弾を今週可決。

一段の緊縮を強いる改革案に対し、ギリシャ国民の
反発が強まっており、債権団は身の安全を確保できない
として現地入りを見合わせた。

欧州委、ECB、IMFの代表団は、チプラス政権が
誕生した1月以降、ギリシャを訪問していない。

バルファキス前財務相は5月、代表団がアテネの街を
歩き回るのは屈辱的だとして、ブリュッセルでの
協議開催を求めていた経緯がある。