フィッチ、ギリシャをCCCに格上げ、支援合意受け

格付け会社フィッチ・レーティングスは、ギリシャ
外貨及び自国通貨建て発行体デフォルト格付け(IDR)を
従来の「CC」から「CCC」に引き上げた。

ギリシャと国際債権団が第3次支援で合意したことで
同国の債務不履行(デフォルト)リスクが低減したと
指摘した。

ギリシャ政府と、国際通貨基金IMF)などから成る
債権団は先週、850億ユーロ(約940億ドル)の
第3次金融支援で合意した。

フィッチは声明で、8月14日の合意により「ギリシャ
民間セクターへの債務がデフォルトになる可能性は
低下した」と指摘。

ただ、支援が成功するかどうかのリスクは
「引き続き高い」との見方を示した。

ギリシャと債権団の間の信頼関係が修復されるまでには
一定の時間が必要。また、ギリシャの政治状況は
なお予測不可能だ」ともした。

フィッチは6月、支援交渉が難航しギリシャ
ユーロ圏離脱可能性が高まったとして同国格付けを
「CCC」から「CC」に引き下げた。