11月の利払い不履行も、米債務上限問題でアナリストが警告

米連邦債務の上限引き上げをめぐり、議会の対応が
遅れた場合、11月16日の米国債利払いが不履行となる
シナリオがアナリストの間で指摘されている。

ルー米財務長官は15日、議会への
書簡で上限引き上げを改めて要請。

引き上げられなければ、11月3日以降、
財務省の資金調達手段が尽きると訴えた。

このまま行けば、財務省の手元資金は2週間ほどで
300億ドルを割り込むため、ストーン・アンド・
マッカーシー・リサーチ・アソシエーツは
「11月16日が期限の338億ドルの利払いは
危ういと考えるべきだ」と指摘した。

ただ日々の資金の出し入れは予測不可能であるため、
ゴールドマン・サックスは「11月10日以前に資金が
枯渇する可能性もある」としている。