ユーロ圏、成長促進に向け統合深化の必要=クーレECB専務理事

欧州中央銀行(ECB)のクーレ専務理事は16日、
ユーロ圏は経済成長を促進し、将来的にユーロ圏が
被り得る衝撃を未然に防ぐために、統合を
深化させる必要があるとの考えを示した。

同専務理事はベルリンでドイツ議員を前に
「欧州経済通貨統合(EMU)が将来的な
危機に耐え、持続的な成長の土台となるように
強化する足る措置」が必要と指摘。

対処療法的な対策を超える
必要があるとの考えを示した。

前日の欧州連合EU)首脳会議では、
ドイツの反対により、欧州銀行同盟を
預金保険制度の導入を通して早期に
完成させる計画の採択が見送られている。

クーレ専務理事はこの日の講演では
ECBの金融政策については触れなかった。