米利上げ検討は時期尚早、状況に変化=NY連銀総裁が伊紙に

米ニューヨーク連銀のダドリー総裁は世界経済への
懸念などを理由に、米連邦準備理事会(FRB)が
利上げを検討するのは時期尚早との見解を明らかにした。

15日のワシントンでの発言を伊コリエレ・
エコノミア紙が19日伝えた。

同紙によると、総裁はブルッキングス研究所
主催する会議の合間に「過去数カ月間で状況が
変わった」と指摘。

「年末までに利上げが可能とわれわれが考えたのは
事実だが、金融市場の混乱や世界経済の鈍い成長、
エネルギー価格、マクロプルーデンス(金融システム
全体のリスク管理)面の不均衡によりこのプロセスが
スローダウンしている」と説明した。

その上で「利上げを検討するのは
まだ早過ぎる」と言明した。