米国は人民元のSDR採用を支持、ルー財務長官が中国副首相に伝達

米国のルー財務長官は6日、中国の汪洋・副首相と
電話会談を行い、人民元国際通貨基金IMF)特別
引き出し権(SDR)構成通貨採用について、中国が
IMFが設定する基準を満たすことを条件に、米国は
引き続き支持していると伝えた。

中国財政省報道官が明らかにした。

同報道官は「この日の会談は、中国が秩序立った方法で
市場原理に基づいた為替相場への移行を加速化させることの
重要性に焦点が当てられた」としている。

また、来週にトルコで開かれる20カ国・地域
G20)首脳会議を控え、ルー長官は中国に対し
内需拡大に向けた財政政策を導入するよう呼びかけた。

IMF人民元のSDR構成通貨採用の是非を
検討するため、今月中に理事会を開催することを
明らかにしているが、具体的な日程はまだ決まっていない。