オランド仏大統領は16日、パリ同時多発攻撃を受け、
ベルサイユ宮殿での上下両院合同会議で演説し、
国境警備の強化や防衛費の拡大に加え、テロ対策の
ための法律を厳しくする考えを表明した。
さらに犯行を主張する過激派「イスラム国」への
空爆を強化するため、数日中にオバマ米大統領や
プーチンロ大統領と協議し、協力を求めるとした。
大統領は「フランスは戦争状態にある。しかし
われわれは文明同士の戦争に関与しているわけではない。
なぜなら犯人らに文明などないからだ」と指摘。
その上で「フランスは世界全体を脅かす
テロリスト集団を相手に戦っている」と語った。