欧州中央銀行(ECB)は、監督するユーロ圏の
銀行122行に対し、来年から普通株で構成する
中核的自己資本(Tier1)のリスク資産に対する
比率を平均10.1%以上にするよう求める方針だ。
ラウテンシュレーガー専務理事が
17日明らかにした。
ただ、各行はバランスシートの状況によって
基準が大きく異なっているため、実際には
8〜14%の範囲になる模様だ。
補完的自己資本項目(Tier2)の比率については
平均で約30ベーシスポイント(bp)積み増すことを
要請する。
世界的に事業を展開している銀行に関しては
さらにバッファーを厚くし、50bpとする。