FRB監督法案、ホワイトハウスが拒否権発動を警告

ホワイトハウスは17日、米下院で審議されている
米連邦準備理事会(FRB)の監督・改革法案について、
議会を通過した場合は拒否権を発動するとの構えを示した。

法案は、一定のルールに基づいた金利政策決定を
FRBに義務付けることなどを盛り込んだもので、
米経済に著しい打撃を与えるなどとして、
イエレンFRB議長も強く反対している。

ホワイトハウスは、声明で法案について、
経済を支援するFRBの能力を妨げると主張。

オバマ政権は法案に反対の
立場だ、としている。

ホワイトハウスは「(法案が)大統領に送付された場合、
大統領の上級顧問らは、法案に拒否権を発動することを
勧めるだろう」とした。

下院は早ければ18日に
FRB監督法案を採決する可能性がある。

法案は、FRBに対して、失業率やインフレ率などの
経済指標に基づいて、政策金利を上げ下げすることを
要求している。

ルールに逸脱する政策決定を行った場合には、
FRBに議会の監査が入ることになる。