FRB議長「利上げペース慎重姿勢必要」、R・ネーダー氏宛て書簡

米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長は23日、
利上げペースをめぐり慎重姿勢が必要との見解を示した。

イエレン議長は米消費者運動ラルフ・ネーダー氏に
宛てた異例の書簡で、「過度に積極的な利上げにより
景気拡大が阻害され、長期にわたり低金利状態に戻る
必要性が生じる」と述べた。

ネーダー氏は10月30日、FRBの低金利政策に
いら立つ預金者らに目を向けるよう求める公開書簡を
公表していた。

イエレン議長は「このほど送られたあなたの
書簡に感謝します」と返信。

自身やその他のFRB当局者は預金者のいら立ちを
「痛切に感じている」とした上で、この問題に対する
根本的な解決策はより強固な経済を促進することだと
付け加えた。