ECB、量的金融緩和を半年延長

欧州中央銀行(ECB)は3日、フランクフルトで
定例理事会を開き、追加金融緩和を決めた。

独仏伊を中心とするユーロ圏の国債などを買い取り、
市場に大量のお金を注入する量的金融緩和の実施期間を
半年間延長し、少なくとも2017年3月までは続けるとした。

また、毎月600億ユーロずつの買い入れ規模は変えない。

民間銀行から余った資金を預かる際に適用する金利も、
「マイナス0.2%」から0.1ポイント引き下げ、
マイナス0.3%とすることを決めた。

民間銀行にとって、ECBに預けた際に徴収される
手数料が増えることを意味するため、企業や個人への
貸し出しに回るお金が増える効果が期待できるとしている。