大企業製造業の景況感、前回調査比横ばい=12月の日銀短観

日銀が14日発表した12月の全国企業短期経済観測調査(短観)によると、企業の景況感を示す業況判断指数(DI)は、大企業製造業がプラス12と前回9月調査から横ばいとなった。
「造船・重機等」「化学」「鉄鋼」などの業種で改善が目立っている。
一方、大企業非製造業の業況判断DIもプラス25と横ばいだった。
「通信」が大幅改善した一方、「小売り」や「対事業所サービス」などは悪化した。
3カ月後の見通しを示すDIは、大企業製造業がプラス7、大企業非製造業がプラス18と悪化を見込んでいる。
2015年度設備投資計画は、大企業全産業で前年度比10.8%増と高水準を維持した。