ユーロ圏は緩やかな成長続く、リスクは下向き=ECB経済報告書

欧州中央銀行(ECB)は17日に公表した経済報告書で、
ユーロ圏では当面緩やかな成長が続き、向こう2年間で
伸びが加速するとの見通しを明らかにした。

ただ下振れリスクも存在すると指摘している。

労働市場の改善を背景とした個人消費の伸びが
今後も成長をけん引し、設備投資も勢いを増すと
予想した。

その一方で「ユーロ圏の成長見通しへのリスクは
引き続き下向きだ」とし、世界経済の先行きへの
不透明感や地政学リスクが主な下振れリスクと分析した。

「こうしたリスクは世界経済の成長やユーロ圏の
外需を抑制し、信頼感を幅広く低下させる可能性が
ある」と指摘した。