今週の材料は？

今週も各国で経済指標の
発表が目白押しです。

年始の薄商いの中で発表される経済指標に
対する注目は、大きくないと考えています。

今年の為替相場の流れを占う年始の相場の動きに
関心が集まっていることで、本来なら経済指標の
発表が大きな材料になるのですが、市場の
事前予想対比でどの程度乖離が出てくるかを
注目したいと思います。

特に、米国経済指標の発表を見極めたいと考えます。

中でも雇用統計関連の数字は注目されます。

事前予想では、失業率が5.0％、非農業部門の
雇用者数が21.1万人増となっています。

非農業部門の雇用者数が予想を大幅に下回る
数字になると、為替相場に大きな材料になると
思いますが、予想の範囲内にとどまれば、
波乱はないと考えています。

米国では
【4日】
12月のISM製造業景況指数（予想49.0、前回48.6）
11月の建設支出（予想前月比0.6％増、前回1.0％増）

【5日】
12月のADP全国雇用者数（予想19.8万人増、前回21.7万人増）
11月の貿易収支（予想441.0億ドルの赤字、前回438.9億ドルの赤字）
12月のISM非製造業景況指数（予想56.0、前回55.9）
11月の製造業受注指数（予想前月比0.3％低下、前回1.5％上昇）

【7日】
12月のチャレンジャー人員削減予定数（前回前年比13.9万人減）

【8日】
12月の失業率（予想5.0％、前回5.0％）
12月の非農業部門雇用者数（予想20.0万人増、前回21.1万人増）
12月の平均時給（予想前月比0.2％増、前回0.2％増）
11月の卸売売上高（予想前月比横ばい、前回横ばい）
11月の卸売在庫（予想前月比0.1％減、前回0.1％減）
11月の消費者信用残高（予想182.50億ドル増、前回159.82億ドル増）

欧州では
【4日】
12月のスイス製造業PMI（予想49.9、前回49.7）
12月の英製造業PMI（予想52.9、前回52.7）
11月の英消費者信用残高（予想12億ポンドの黒字、前回12億ポンドの黒字）
12月の独消費者物価指数速報（予想前年比0.6％上昇、前回0.4％上昇）

【5日】
12月の独失業率（予想6.3％、前回6.3％）
12月の独失業者数（予想0.8万人減、前回1.3万人増）
12月の英建設業PMI（予想56.0、前回55.3）
12月のユーロ圏消費者物価指数速報（予想前年比0.4％上昇、前回0.2％上昇）

【6日】
12月の仏消費者信頼感指数（予想95、前回95）
12月の英サービス業PMI（予想55.8、前回55.9）
11月のユーロ圏生産者物価指数（予想前年比3.2％低下、前回3.1％低下）

【7日】
11月の独製造業受注（予想前月比0.2％増、前回1.8％増）
11月のユーロ圏失業率（予想10.7％、前回10.7％）
11月のユーロ圏小売売上高（予想前月比0.2％増、前回0.1％減）
12月のユーロ圏消費者信頼感確報（予想マイナス5.7、前回マイナス5.7）

【8日】
12月のスイス失業率（予想3.7％、前回3.4％）
11月の独鉱工業生産（予想前月比0.5％増、前回0.2％増）
11月の独経常収支（予想220億ユーロの黒字、前回230億ユーロの黒字）
11月の独貿易収支（予想204億ユーロの黒字、前回223億ユーロの黒字)
12月のスイス消費者物価指数（予想前年比1.3％低下、前回1.4％低下）
11月の英貿易収支（予想103.50億ポンドの赤字、前回118.27億ポンドの赤字）