リスク回避の円買い、なお続く

為替市場では、リスク回避の
円買いが継続しています。

12日は、米株価の下落が止まったことを受け、
為替市場では円が対ドルで118円台に下落する
動きを見せました。

原油価格の下落は続いていたものの、
米株価の売りが止まったことで、
安心感からのドル買いが持ち込まれました。

13日の日本の株価市場も、500円超の上昇を
見せるなど、株安=円高の動きが止まりました。

しかし、13日のNY市場では、原油価格の
下落が止まらないことや、中国経済に対する
不透明感が強いことで、再び米株価が大幅安と
なりました。

為替市場ではドル円が118円台で
推移していましたが、株安、原油安を
睨んで、117円台に円が上昇する動きと
なりました。

また、14日の東京市場では日経平均株価
一時700円超安となったことから、為替市場では
ドル売り・円買いが持ち込まれ、ドル円
117円台前半に円が上昇しています。

ドルが反発したのは一日だけ、株価が
反発したのも一日だけという、動きになりました。

中国株や原油価格動向など、先行きの
不透明感が強まる中で、為替市場では
さらなるドル売り・円買いが強まる
可能性が出ています。

この中、スイスフラン・円では、
スイスフラン売りが出て、
1スイスフラン=116円台後半で
推移しています。

このスイスフラン・円の動きが、
ドル円、クロス円に大きな影響を
与えるものと見ています。