米連邦準備制度理事会(FRB)は13日発表した
景況報告(ベージュブック)で、昨年12月上旬から
1月上旬にかけての米経済は全12地区のうち
9地区で拡大したとした。
ただ、ドル高が輸出の足かせとなって製造業の
活動が弱まり、FRBが重視する賃金や物価は
ほとんど上がっていないと指摘した。
地区連邦準備銀行の報告をまとめたもの。
金融政策を決めるために26、27日に開く
連邦公開市場委員会(FOMC)の討議資料となる。
景気の先行きを「概ね良好」としたのは半数の
6地区にとどまり、今月の追加利上げはない
との見方が一段と強まると見られている。