ドル安・円高の流れ止まらず

為替市場では、ドル安・円高
流れが止まらない展開となっています。

連休明けの東京市場では、当初、ドル円相場は
117円台後半〜118円台前半で推移する動きが
見られましたが、その後は、東証株価が続落基調に
あったことや、上海株が依然として軟調に推移、
さらに原油価格も下落したことなどを要因に、
再びドル売り・円買いの動きとなり、117円台前半に
円が上昇しています。

前日のアジア市場では一時116円台後半に
ドルが下落するなど、一段のドル安値水準を
窺う動きを見せました。

ただ、NY株価が反発したことを材料に、
ドル買いが強まり、円は108円付近に
下落する動きとなっていました。

しかし、株価の軟調な動きや、原油安などを
睨んで、再度ドル売り・円買いの動きが
強まっているわけです。

為替相場は、3週間程度のタームで
同じ流れになることが多く、ドル売りが
強まったのは、まだ1週間程度なので、
ドル売りの流れは今月末が一つの目安になる
と考えています。

ただ、ドルの戻りが鈍いことで、今回の
ドル売りの流れは根が深い可能性が出ています。