流れはドル安・円高

今週の為替相場は、ドル安・円高
動きを継続するものと思われます。

材料は、引き続き、株安、
原油安ということになりそうです。

中国発の世界同時株安、イランが原油輸出を
再開する可能性が強まったことによる、
原油の供給過剰懸念、それに中国経済
先行き不透明感による原油の供給過剰懸念も、
原油価格下落の要因になっています。

株価、原油価格の下落が、リスク回避の
ドル売り・円買いに繋がっているわけです。

株価が値を戻すと、ドルも買い戻される動きが
見られましたが、それでも118円台に
とどまりました。

ドルを買い戻す動きは徐々に弱まっています。

市場の流れは、確実に
ドル売り・円買いになっています。

118円、117円、116円とゆっくりと
ドル安・円高が進んできたことで、今回の
ドル安・円高のステージは長くなると思います。

ドル安・円高のスピードが緩やかなら、
この流れは長続きすると考えています。

逆に、ドルが買い戻されたとしても、
120円に乗せるのは難しいと思います。

米国の利上げに向けて、ドルは対円で
120円台に上昇しましたが、米国が利上げを
行ったことで、材料出尽くし感が広がっています。

今は、米利上げを織り込みながらドルが
上昇した分を吐き出すドルの下落を
予想しています。

まずは、112.20円が次の節目と見ています。

円が売られるのは、中国との間で、軍事的
緊張感が高まった時、北朝鮮が暴発して、
日本にミサイルを飛ばすか、テロを起こした場合、
あるいはイスラム過激派が日本国内でテロを
起こした場合が想定されます。

そのような事態が起こらない限り、
ドル高修正の動きは継続すると見ています。

予想レンジは、
ドル円が113.20〜119.20円、
ユーロ円が124.20〜130.20円、
英ポンド円が164.20〜170.20円、
ドル円が76.20〜81.20円。