欧州中央銀行(ECB)は21日、定例理事会を
開催し、金融政策の現状維持を決めた。
主要政策金利を過去最低の0.05%で
据え置いたほか、現在の量的緩和政策を継続する。
ドラギ総裁は会見で、3月の次回理事会で
追加金融緩和に踏み切る可能性を示唆した。
ECBは昨年12月3日の理事会で金融緩和を
決定したが、その後世界的な株安や原油安が進行した。
同総裁は、新興国経済の先行きや金融市場の
不安の高まりを指摘し、「(経済の)下振れリスクが
再び高まっている」との認識を示しました。
その上で「3月の次回理事会で金融政策スタンスを
見直し、再考する可能性がある」と述べた。