カナダ中銀、政策金利据え置き
中銀は石油など商品市況の値下がりが経済の
足を引っ張るとした上で、昨年10〜12月期の
成長は失速したと予想し、余剰生産能力が
吸収され始めるのは今年4〜6月期の見込みとした。
その一方で「米国需要の拡大、カナダドル安、
緩和的な金融・財政状況が後押しする形で、
資源以外の活動への長期的な転換の流れが
進んでいる」と指摘している。
インフレ率については全般的に予想通り
推移しており、総合インフレは2017年
初頭までに2%程度に伸びると予想した。
また、余剰生産能力や今後見込まれる
財政措置などを踏まえ「インフレリスクは
概ね均衡している」との認識を示した。