NY連銀総裁、金融ひっ迫を懸念

米NY連銀のダドリー総裁は3日、昨年12月の
米利上げ以降、金融状況は著しくひっ迫しており、
金融当局者はこうした状況が継続するなら考慮する
必要があるとの見解を示した。

同総裁はNMIとのインタビューで、世界経済見通しの
悪化やドル高の一段の進行は米経済に「重大な影響」を
及ぼす恐れがあると語った。

同総裁は「より強い確信を持って、金融環境は
昨年12月のFOMC時点よりも著しくひっ迫した
と言える」と指摘し、「こうした状況が3月の
会合まで継続するようなら、金融政策決定を
行う上で考慮する必要がある」としている。

ただ、ダドリー総裁は、世界経済の状況や
それが米経済に与える影響をめぐり懸念が
高まっているが、金融政策の軌道について
FRB当局者はまだ結論を下す用意は
できていないとした。