円高・株安、長期金利は一時マイナス0.035%に低下

9日の東京金融市場では、世界経済の減速懸念を背景に
投資家のリスクを回避しようとする姿勢が強まり、
国債を買う動きが広がったため、長期金利が急低下
(価格は急上昇)し、初めてマイナスになった。

一方、外国為替市場では安全資産とされる
円が買われる一方、日経平均株価は急落した。

長期金利は一時、前日に比べて
0.075%低いマイナス0.035%を付けた。

円相場は一時、2014年11月以来、約1年3カ月ぶり
となる1ドル=114円台前半に上昇。

日経平均終値は前日比918円86銭安の
1万6085円44銭で、下げ幅は
2013年5月23日以来の大きさだった。 

なお、長期金利のマイナスは
スイスに次いで2例目となる。

日本時間夕刻になって、やや円を
売る動きも見られ、対ドルで
115円台前半で推移している。