3月の金融政策決定会合、マイナス金利に懸念

日銀は24日、前回の金融政策決定会合(14、15両日開催)
での「主な意見」を公表した。

それによると、マイナス金利政策について、
ある政策委員は「人々の不安を高め、
デフレマインドをかえって強める方向に
作用している」と指摘。

副作用への懸念が日銀内に
根強いことが浮き彫りとなった。

3月会合ではマイナス金利政策の
継続が賛成7人、反対2人で決まった。

1月末の同政策の導入決定後、住宅ローンや
普通預金金利は軒並み下がり、国民生活への
影響が広がった。

このため、賛成に回った委員からも
「マイナス金利政策は撤回が望ましいが、
市場を混乱させるリスクなどがあるため、
現状維持にすべきだ」との声が上がった。