今週の材料は?

今週も各国で経済指標の
発表が目白押しです。

米国では、4月1日に
雇用統計の発表があります。

失業率は前回と変わらずの4.9%が、
非農業部門の新規雇用者は20.7万人増が
予想されています。

足元で、4月の米利上げの可能性を見通す、
米地区連銀総裁の発言が出るなど、雇用統計が
堅調な動きを見せれば、米国の利上げの
可能性について、為替市場では囃す声が
強まる可能性が出てくると思います。

逆に、雇用統計が市場予想を下回るような
内容になれば、米国の利上げは早くて6月との見
方が強まるものとみられます。

一方、日本では、4月1日に3月調査の
日銀短観の発表があります。

大企業製造業の業況判断DIは10(前回は12)、
大企業非製造業の業況判断DIは22(前回は25)と、
いずれも前回を下回る数字が予想されています。

年初来の金融市場の不透明感や円高進行など、
企業の業況感にマイナスに作用したと思います。

企業の業況判断DIの落ち込みがどの程度なのか、
今後の我が国の景気を占う、大きな材料になると
思います。

米国では
【28日】
2月の米個人所得(予想前月比0.1%増、前回0.5%増)
2月の米個人消費支出(予想前月比0.1%増、前回0.5%増)
2月の米コアPCEデフレーター(予想前月比0.2%上昇、前回0.3%上昇)

【29日】
3月の米消費者信頼感指数(予想83.9、前回92.2)

【30日】
3月の米ADP全国雇用者数(予想19.3万人、前回21.4万人)

【31日】
3月の米チャレンジャー人員削減予定数(前回前年比21.8%増)
3月のシカゴ購買部協会景気指数(予想50.5、前回47.6)

【4月1日】
3月の米失業率(予想4.9%、前回4.9%)
3月の米非農業部門雇用者数(予想20.7万人増、前回24.2万人)
3月の米平均時給(予想前月比0.3%増、前回0.1%減)
3月の米ISM製造業景況指数(予想50.7、前回49.5)
2月の米建設支出(予想前月比0.1%増、前回1.5%増)
3月の米ミシガン大消費者信頼感指数確報(予想90.5、前回90.0)

欧州では
【30日】
3月のユーロ圏経済信頼感(予想103.8、前回103.8)
3月のユーロ圏消費者信頼感確報(予想マイナス9.7、前回マイナス9.7)
3月の独消費者物価指数速報(予想前年比0.1%上昇、前回横ばい)

【31日】
3月の英GfK消費者信頼感(予想マイナス1、前回0)
2月の独小売売上高指数(予想前月比0.3%上昇、前回0.1%低下)
3月の仏消費者物価指数(予想前年比0.2%低下、前回0.2%低下)
3月の独失業率(予想6.2%、前回6.2%)
3月の独失業者数(予想0.5万人減、前回1.0万人減)
2月の英消費者信用残高(予想14億ポンド増、前回16億ポンド増)
10〜12月期の英GDP確報(予想前期比0.5%増、前回0.5%増)
10〜12月期の英経常収支(予想218億ポンドの赤字、前回175億ポンドの赤字)
3月のユーロ圏消費者物価指数速報(予想前年比0.1%低下、前回0.2%低下)

【4月1日】
3月のスイス製造業PMI(予想51.2、前回51.6)
3月の英製造業PMI(予想51.2、前回50.8)
2月のユーロ圏失業率(予想10.3%、前回10.3%)

日本では
【29日】
2月の失業率(予想3.2%、前回3.2%)
2月の有効求人倍率(予想1.29倍、前回1.28倍)

【30日】
2月の鉱工業生産速報(予想前月比5.9%低下、前回3.7%上昇)

【4月1日】
日銀短観大企業製造業業況判断DI(予想10、前回12)
日銀短観大企業非製造業業況判断DI(予想22、前回25)
日銀短観大企業設備投資(予想前年比9.4%、前回10.8%)