ECB、金融政策は現状維持

欧州中央銀行(ECB)は2日、ウィーンで定例理事会を開催し、
マイナス金利の据え置きなど、金融政策を現状で維持することを
決めた。

ユーロ圏のデフレ懸念は依然解消されていないが、
3月の理事会で決定した包括的金融緩和策の一部が
今月から開始されるほか、金融市場にも大きな混乱が
見られないことなどから、当面、緩和効果を見極める姿勢。

主要政策金利を0%、上限金利の限界貸出金利を0.25%、
下限金利の中銀預入金利をマイナス0.40%と、
いずれも過去最低で維持した。

政策金利の据え置きは、
前回4月に続き、2会合連続。