今週の材料は？

今週も各国で経済指標の
発表が目白押しです。

足元の景気を見るうえで経済指標に
対する関心が集まるものと思います。

ただ、それ以上に、各国の
政策金利発表が気掛かりです。

14，15日には米国でFOMCが開催されます。

足元の利上げについて否定的な見方を
イエレンFRB議長が示したことで、今回は
政策金利の変更はないと考えます。

この会合後に出るイエレンFRB議長の発言で、
次の利上げ時期を探る動きが強まるものと思います。

また、16日には日銀が金融政策決定会合を、
イングランド銀行、スイス中銀が政策金利の
発表を行います。

来週23日のEU離脱の是非を問う国民投票が
英国で行われるだけに、その動きを巡って、
市場に動揺が走る可能性が強く、市場の関心は
経済指標より、英国の国民投票に関心が
集まるものと思います。

日本では
【13日】
4〜6月期の景況判断BSI大企業全産業（前回マイナス3.2）
4〜6月期の景況判断BSI大企業製造業（前回マイナス7.9）

【14日】
4月の鉱工業生産確報 （前月比0.3％上昇）

【16日】
日銀金融政策決定会合

欧州では
【14日】
5月の英消費者物価指数（予想前年比0.4％上昇、前回0.3％上昇）
5月の英生産者物価指数（予想前年比0.4％低下、前回0.7％低下）
5月の英小売物価指数（予想前年比1.5％上昇、前回1.3％上昇）
4月のユーロ圏鉱工業生産（予想前月比0.6％上昇、前回0.8％低下）

【15日】
5月の英失業率（予想2.1％、前回2.1％）
5月の英失業者数（予想横ばい、前回0.24万人減）
4月のユーロ圏貿易収支（前回286億ユーロの黒字）

【16日】
スイス中銀政策金利発表
5月の英小売売上高 自動車燃料含む（予想前月比0.2％増、前回1.3％増）
5月のユーロ圏消費者物価指数確報（予想前年比0.1％低下、前回0.1％低下）
イングランド銀行政策金利発表
イングランド銀行議事録

米国では
【14日】
5月の米小売売上高（予想前月比0.3％増、前回1.3％増）
5月の米小売売上高除自動車（予想前月比0.4％増、前回0.8％増）
5月の米輸入物価指数（予想前月比0.8％上昇、前回0.3％上昇）
4月の米企業在庫（予想前月比0.2％増、前回0.4％増）

【15日】
5月の米生産者物価指数（予想前月比0.3％上昇、前回0.2％上昇）
5月の米生産者物価指数コア（予想前月比0.1％上昇、前回0.1％上昇）
6月のNY連銀製造業景況指数（予想マイナス5.00、前回マイナス9.02）
5月の米鉱工業生産（予想前月比0.2％低下、前回0.7％上昇）
5月の米設備稼働率（予想75.2％、前回75.4％）
FOMC政策金利発表
4月の対米証券投資（前回781億ドルの黒字）

【16日】
最新週の新規失業保険申請件数（前回26.4万件）
6月のフィラデルフィア連銀製造業指数（予想1.0、前回マイナス1.8）
5月の米消費者物価指数（予想前月比0.3％上昇、前回0.4％上昇）
5月の米消費者物価指数コア（予想前月比0.2％上昇、前回0.2％上昇）
1〜3月期の米経常収支（予想1250億ドルの赤字、前回1253億ドルの赤字）
6月のNAHB住宅市場指数（予想59、前回58）

【17日】
5月の米住宅着工件数（予想年率換算115.0万件、前回117.2万件）
5月の米建設許可件数（予想年率換算114.5万件、前回113.0万件）