円、一時105円台後半に上昇

週明け13日の東京外国為替市場では、
円が対主要通貨で上昇しました。

朝方は106円台前半で、ドルの上値が
重い展開となっていましたが、その後、
英国の欧州連合EU)からの離脱懸念を
受けて、リスク回避の動きが広がり、
円は対ドルで一時105円台後半と
約1年8カ月ぶりの円高水準を記録しました。

その後も円はじりじりと上昇し、
105円台後半で推移しています。

円は対ユーロでも上昇し、119円台前半、
対英ポンドでは150円台前半で推移しています。

こうした為替市場の動きを睨んで、株価も急落、
国債市場では利回りが低下(価格は上昇)しています。

為替市場では、105円台を超える円高が進んだ場合、
日本がどのような対応を行うのか注目しています。

少なくとも米国サイドからは、円高・ドル安水準に
対する懸念は聞かれておらず、日本単独で介入するのか
否かを試す動きが強まるとの声も出ています。