リスク回避の円買い強まる

6日の外国為替市場では、英国の欧州離脱問題が
世界経済に悪影響を与えるとの見方から、
リスク回避の円買いが強まる動きとなりました。

円は対ドルでは一時100円台半ばまで、
対ユーロでは一時111円付近まで、
対英ポンドでは一時128円台後半に上昇しました。

その後は、対ドルでは100円台後半で、
対ユーロでは111円台半ばで、対英ポンドでは
130円台前後の水準で推移しています。

英国のEU離脱問題で、不動産市況が悪化し、
世界経済に悪影響を与えるとの見方が強まったほか、
イタリアでは大手銀行の不良債権問題が深刻化する
との見方も広がり。欧州通貨売りの動きが強まり、
ドル円でも円高を加速しました。

当初の懸念は一応の落ち着きを見せましたが、
ここにきて、新たな懸念が広がっていることが、
円上昇の大きな要因となっています。