欧州中銀、政策金利を据え置き

欧州中央銀行(ECB)は21日、定例理事会を開催し、
マイナス金利の据え置きなど、金融政策の現状維持を
決めた。

定例理事会開催は英国の欧州連合
EU)離脱決定後初めて。

政策金利の据え置きは4、6月に続き3会合連続となる。

ECBは主要政策金利を0%、上限金利の限界貸出金利を0.25%、
下限金利の中銀預入金利をマイナス0.40%と、いずれも過去最低で
維持した。

量的緩和策についても、月額800億ユーロの資産購入を継続する。

ドラギ総裁は会見で、英EU離脱決定後の金融市場の
混乱については「乗り切った」と評価する一方、
ユーロ圏の景気の先行きには「引き続き下方リスクが
ある」と指摘し、当面は動向を注視するとの姿勢を強調した。