リスク回避の円買い強まり、対ドルで104円台前半に

26日の為替市場では、原油安や株安などを受けて、
リスク回避の円買いが強まりました。

円は対ドルでは104円台前半、対ユーロでは114円台央〜後半、
対英ポンドでは136円台前半で推移しています。

英国がEU離脱からを決めたショックも一巡し、
日本の追加緩和を材料に円売りが強まっていましたが、
黒田日銀総裁がヘリコプターマネーの導入に否定的な見方を
示したことから、再び、円を買い戻す動きが出ていました。

さらに、原油価格が軟調に推移していることや
株価が軟調に推移していることなど、リスク回避の
円買いにつながっています。

ただ、今週は米FOMC、さらに日銀の金融政策決定会合
開催されることなど、大きな材料が待ち受けていることで、
円買いが一方的に進むのは難しいとの声も聞かれています。