今週の材料は?

今週も各国経済指標の発表が目白押しです。

さらに、今週は米国、日本をはじめ、
各国で政策金利を決定する会合が開催されます。

米国、日本以外には、NZ中銀、ノルウェー中銀、
トルコ中銀、南ア中銀が政策金利を発表します。

日米以外では、大きな材料にはならないと思います。

米国では、本当に利上げを行うのか否か、
注目が集まります。

次期米大統領クリントン氏になっても、
トランプ氏になっても、FRBの金融政策に
対する干渉が強まる可能性が指摘されており、
年内の2回の利上げを確保するためには、
今回の利上げは逃せないとの見方も出ています。

米経済のためというよりも、
FRBのための利上げなら、
その可能性は高いとみています。

一方、日本では、追加緩和の
可能性が指摘されています。

ただ、日銀が追加緩和を行っても、
これが円安につながると読む声は
少ない状況です。

為替市場では、追加緩和を織り込みながら、
円が買われるという動きがみられています。

また、米国が利上げを行っても、ドルが
大きく買われる理由にならないとの指摘もあり、
日米の政策金利を材料に、この夏以降、
相場が上下してきた分、政策金利の変更が
材料にならない可能性もあるとみています。

まずは、22日の日米の政策金利
決定を見守りたいと思います。

米国では
【15日】
9月の米NAHB住宅市場指数(予想60、前回60)

20日
8月の米住宅着工件数(予想年率換算119.3万件、前回121.1万件)
8月の米建設許可件数(予想年率換算117.7万件、前回114.4万件)

【21日】
FOMC政策金利発表

【22日】
最新週の新規失業保険申請件数(前回26.0万件)
7月の米住宅価格指数(前回前月比0.2%上昇)
8月の米中古住宅販売件数(予想年率換算545万件、前回539万件)

欧州では
20日
8月の独生産者物価指数(前回前年比2.0%低下)
8月のスイス貿易収支(前回29.3億スイスフランの黒字)

【21日】
8月の英財政収支(前回15億ポンドの黒字)

【22日】
9月の仏企業景況感(前回101)
9月のユーロ圏消費者信頼感速報(前回マイナス8.5)

【23日】
4〜6月期の仏GDP確報(前回前年比1.4%増)
9月の仏製造業PMI速報(前回48.3)
9月の仏サービス業PMI速報(前回52.3)
9月の独製造業PMI速報(前回53.6)
9月の独サービス業PMI速報(前回51.7)
9月のユーロ圏製造業PMI速報(前回51.7)
9月のユーロ圏サービス業PMI速報(前回52.8)

日本では
【21日】
日銀金融政策決定会合
8月の貿易収支(前回5136億円の黒字)

その他では
【22日】
NZ中銀政策金利発表
ノルウェー中銀政策金利発表
トルコ中銀政策金利発表
南ア中銀政策金利発表