ドル、105円台に上昇
28日の外国為替市場は、ドルが上昇しました。
米長期金利の上昇を睨んで12月の米FOMCで利上げが
実施されるとの見方から、ドルが上昇する動きを示しました。
ドルは105円台前半の狭いレンジで小動きとなっています。
ドルが上昇した流れを受けて、ユーロ円は114円台後半、
英ポンド円は128円前後の動きと、円が軟調な動きを示しています。
問題は、105円を下値にドルが安定するか否かです。
105円台でのドルの上値が重く、再び104円台、103円台と
ドルが下落する動きとなると、再び100円突破を目指す
ドル売りが持ち込まれる可能性が強まると考えています。
市場が注視しているのは、日米の金融政策の違いですが、
日本は超緩和策を堅持するものの、追加緩和の可能性が
遠退いたとの見方も出ています。
これまでは、米国は利上げ、日本は追加緩和の有無が
焦点となっている中で、円が底堅い動きを示していました。
いよいよ、米国の利上げの確度が高まったとの見方が広がったことで、
ドル買いが強まったとの読みが聞かれています。
目先はどこまで、ドルが上昇するか、見極めたいと考えています。