日銀は29日、今月19、20日に開いた金融政策決定会合の
「主な意見」を発表しました。
それによると、米大統領選でのトランプ氏勝利後に進んだ
円安・株高に関し、政策委員の1人が「期待先行の部分もあり、
今後の展開次第では大きく調整する可能性も多分にある」と
指摘し、来年1月に就任するトランプ次期大統領の政策期待を
反映した相場が変調することに警戒感を示しました。
また、日銀はこの会合で景気判断を1年7カ月ぶりに上方修正したが、
委員からは「消費も底堅さを増しており、今後も高めの成長を続ける」
などと、前向きな意見が相次ぎました。