黒田日銀総裁。「日本経済は1.5%成長へ」

黒田東彦日銀総裁20日、スイス・ダボス
世界経済フォーラム年次総会の討議で「日本経済は2016、
2017年度に潜在成長率を上回り、(それぞれ)1.5%前後
成長する。持続可能な成長に向かう」と述べました。

同裁は、2016年下期から世界の製造業、貿易が上向き、
日本も鉱工業生産や輸出で回復の兆しが明らかになった
と指摘しました。

経済・金融環境が好転する中で企業活動が
活発化すると予想しています。

また、「マクロ経済政策の最優先課題は引き続き
デフレ克服だ」と強調しました。

2%のインフレ目標を達成できない理由の一つとして、
企業が賃上げに引き続き慎重なことを挙げています。