ドル下落、対円で112円台後半に
24日の外国為替市場では、ドルが対円で続落し、
112円台後半で推移しています。
前日のNY市場では、トランプ新大統領が就任演説で
保護主義的な姿勢を前面に出したことや、全米で
大規模な抗議デモが起きていることなどから新政権に
対する懸念が広がり、ドル売りが強まり、112円台後半で
取引を終えました。
この流れを継いで、112円台後半で取引が始まった後、
ドルは一時112円台央に下落する動きが見られましたが、
同水準ではドルは底堅く、112円台後半でのもみあいと
なっています。
ユーロ円は121円台前半で、英ポンド円は141円台前半で、
豪ドル円は85円台半ばで推移しています。
市場では、トランプ米大統領が保護貿易を全面に打ち出し、
対中国だけではなく、対日本でも貿易不均衡の是正を
目指す姿勢であることが明らかになったことが、
ドル売り・円買いにつながっていると指摘する声も出ています。