独財務省月報、「英国のEU離脱やトランプ政権などが世界経済のリスク」

財務相は27日に公表した月報で、英国の欧州連合EU)離脱や
米トランプ政権の発足などが世界経済のリスクと指摘した一方、
国内経済は今年も内需が成長をけん引するとの見方を示した。

また、「世界経済へのリスクは疑いなく依然として顕著だ」とし、
他に商品価格や金融政策の動向を懸念要因として挙げている。

一方、建設、個人消費、政府支出が輸出に代わって
独経済成長の柱になってきたと指摘している。

月報によると、過去2年間に亡命目的でドイツに入国した
100万人以上の住宅支援などに2016年度と2017年度に合わせて
287億ユーロ(306億4000万ドル)の予算を計上し、
さらに難民問題への対応として143億ユーロの予算を
確保したとしている。