ムニューシン米財務長官、強いドル「長期的には良い」

ムニューシン米財務長官は22日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルとの
インタビューで「強いドルは長期的には良いことだ」と述べました。

ドル高は米国の利益になるとの歴代政権の見解に沿っており、
トランプ大統領のドル高けん制発言に対する市場などの不安を
和らげる狙いがあるとみられます。

同長官は、ドル高は米国の経済情勢や、ドルが世界で最も幅広く
使われる通貨であることを反映したものだと指摘し、昨年11月の
大統領選後のドル相場の大幅な上昇も「トランプ政権や今後4年間の
景気見通しに対する(市場の)自信の表れだ」と強調しました。

ただ、「短期的には経済にプラスになる場合も、そうではない場合もある」
と述べ、急激なドル高は懸念材料になり得るとの考えも示しました。