3月調査の日銀短観、大企業製造業業況判断DIはプラス12

日銀が3日発表した3月の全国企業短期経済観測調査(短観)によると、
企業の景況感を示す業況判断指数(DI)は、大企業製造業がプラス12となり、
2四半期連続で改善しました。

海外経済回復や円安に伴う輸出の堅調が企業心理を
押し上げた模様です。

昨年12月の前回調査はプラス10で、3カ月後の見通しは
プラス11となりました。

業種別で見ると、自動車や生産機械など16業種中、12業種が
改善する一方、石油・石炭製品、紙・パルプは悪化しました。

大企業非製造業の業況判断DIは、プラス20と前回調査
(プラス18)を2ポイント上回りました。

宿泊・飲食サービスなどが改善しています。

2017年度の大企業製造業の想定為替レートは
1ドル=108円43銭となり、2016年度から1円13銭円安方向と
なっています。