米軍、シリア政権に軍事攻撃・巡航ミサイル、60発超発射

米メディアによると、米軍は6日夜(日本時間7日午前)、シリアの
軍事施設を標的に巡航ミサイルを発射し、アサド政権への軍事攻撃を
行いました。

少なくとも巡航ミサイル60発を撃ち込みました。

シリアで起きた化学兵器によるとみられる攻撃で多数の死傷者が
出たことを受けた対抗措置とみられます。

米テレビによれば、地中海上の米駆逐艦2隻から、巡航ミサイル
「トマホーク」が発射され、標的はホムス県にある飛行場で、
ロイター通信は「滑走路と航空機、燃料設備」を狙ったと
報じました。

同通信によると、トランプ米大統領は軍事力行使を受け、
化学兵器攻撃の拠点となったシリアの飛行場に軍事攻撃せよ
と命じた」と語りました。

一方で、シリア国営テレビは「米国は多くのミサイルを使い、
シリア軍事施設を狙って侵略した」と伝えました。

米CNNテレビは6日、米政府はシリア攻撃を各国に事前通告したが、
ロシアには通告しなかったと報じています。

これまで米国はシリア内戦で、過激派組織「イスラム国」(IS)
などテロ組織の掃討作戦を進める一方、アサド政権に対する攻撃は
避けてきました。

今回のミサイル攻撃により、内戦が新局面を迎えことになります。