トランプ米大統領、新たな北朝鮮制裁準備を

トランプ米大統領は24日、国連安全保障理事会理事国の
国連大使との昼食会で、「北朝鮮の現状は容認できない。
国連安保理北朝鮮の核・ミサイル開発に対して新しい
強力な制裁を準備しなければならない」と強調しました。

ホワイトハウスで開かれた昼食会には、
別所浩郎国連大使も出席しています。

北朝鮮が25日の朝鮮人民軍創建85周年に合わせ、6回目の
核実験や弾道ミサイル発射を強行するとの見方を踏まえた
発言とみられます。

トランプ大統領は「(北朝鮮は)世界に対する本物の脅威だ。
人々は何十年も見て見ぬふりをしてきた」と指摘し、北朝鮮
核放棄を受け入れるまで対話を行わない「戦略的忍耐」を
維持したオバマ前政権の対応を暗に批判しました。

その上で、「今こそ問題を解決する時だ」と明言しています。

同大統領はこれに先立ち、ドイツのメルケル首相との
電話会談でも「北朝鮮による緊急の安全保障問題」を
協議しました。

28日にはティラーソン国務長官北朝鮮の核問題に関する
国連安保理閣僚級会合を主導する予定で、国際的な
北朝鮮包囲網を形成する方向で動いています。