ドル堅調、リスク懸念後退で111円台前半に上昇

26日の外国為替市場では、ドル円相場はドルが上昇し、
111円台前半で底堅い動きを見せています。

フランスの大統領選挙を巡る懸念が後退し、北朝鮮情勢も
大きな問題が浮上せず、カナダとの貿易問題が浮上する中で
ドル買いが強まったことなどが、ドルの堅調推移につながっています。

また、米長期金利が上昇したこと、株価が上昇したことなども
ドルを支える要因となっています。

ただ、対ユーロではドルは軟調に推移しています。

6月のECB理事会で金融解除に向けた動きがみられていることで、
ドルは軟調に推移しています。

市場では、明日発表される米財政改革案が市場の信頼を
得られるものとなれば、さらなるドルの上昇を読み取る声が
出ています。

ドル円は111.30円前後、ユーロ円は121.80円前後、
英ポンド円は143円付近、豪ドル円は84円付近で推移しています。