セッションズ米司法長官が証言、ロシアと結託は「うそ」

セッションズ米司法長官が13日、米上院情報委員会の
公聴会で証言し、ロシアによる米大統領選介入疑惑で
自身がロシア当局と結託していたとの憶測は「最低で
忌まわしいうそ」と主張しました。

同長官は「米国の選挙および選挙活動への干渉を巡り、
ロシア当局者や外国政府当局者といかなる会合も会話も
持ったことはない」と釈明しています。

その上で、「私がロシア政府と共謀していた、もしくは
私が35年間超奉仕してきた米国に損害を与える、または
民主的手続きの整合性に傷をつけるようなロシア政府との
結託を認識していたとの憶測は最低で忌まわしい嘘だ」と
言明しました。

上院情報委のバー委員長はセッションズ長官に対し、
公聴会が「報道されている多くの疑惑をめぐり事実を
明確にする」機会であると念を押した上で、
ロシア当局者らとの会合やトランプ陣営とロシア当局者の
つながりを巡る捜査から手を引いた理由、
コミー前連邦捜査局(FRI)長官解任における
役割などについて質問しました。

同長官は3月、トランプ政権発足前に
キスリャク駐米ロシア大使と2回接触していたことを
認めています。

ただ、司法長官の指名承認公聴会では
明らかにしていませんでした。

同大使と昨年ワシントン市内のホテルで3回目の会合を
持ったとの報道に関する質問に対しては、セッションズ長官は
3回目の会合も会話についても記憶になく、トランプ陣営の
アドバイザーとしてロシア当局者と接触したことはないと
語っています。