ECB議事要旨、理事会で過度のユーロ高懸念

欧州中央銀行(ECB)は17日、前月7月20日
理事会の議事要旨を公開しました。

理事会では、ユーロの過度の上昇に対する懸念が
浮上しています。

また、良好な資金調達環境はECBの政策に大きく依存しており、
「当然視することはできない」との認識が示されました。

議事要旨はさらに、「特に外為市場をはじめとする
金融市場の将来のリプライシングについて、
オーバーシュートの可能性に懸念が出た」と指摘し、
その上で「依然として良好な金融状況が当たり前のように
見なされることは、あってはならないとの意見が
改めて示された」としています。

この中、「足元の金融市場環境において、市場は
入手可能な情報にとりわけ反応しやすいことに
注意を要する」との声もあったとされています。