トランプ米大統領、最側近バノン氏を解任

トランプ米政権のホワイトハウスで大統領首席戦略官・上級顧問を
務めてきたスティーブ・バノン氏が18日、辞任しました。

昨年11月の大統領選で選対本部最高責任者としてトランプ氏を
当選させた立役者で、最側近でした。

保守強硬派の政策を推進した「黒幕」とも目されてきましたが、
強引な手法の影響で内紛も絶えず、事実上の解任とみられています。

トランプ政権では2月に国家安全保障担当大統領補佐官だった
フリン氏がロシア疑惑に絡み辞任、7月にはスパイサー大統領報道官、
プリーバス大統領首席補佐官、スカラムチ広報部長が相次いで
辞職しました。

プリーバス氏の後任として7月末に就任したケリー首席補佐官は
ホワイトハウスの立て直しを図っており、ワシントン・ポスト紙によれば、
バノン氏の解任はケリー氏が決断しました。